アメリカ英語とイギリス英語、どちらを選ぶ?
元々は一つの言語だったのに、単語の綴りや発音、その国独特の言い回しが存在するようになった世界の共通語、英語
本当にざっくり言うと、イギリス英語とアメリカ英語があって、そのどちらか一つに決めて勉強したほうがいいですよーと、前回の記事で書きました。
とはいえ、一度決めたらそれでずっといかなければならないのです。
迷いますよね。
と、いうことで今日は「どちらを選ぶか」
その選択を、少しお手伝いしてみたいと思います
1.趣味とのつながりで選ぶ
2.覚えやすさで選ぶ
3.雰囲気で選ぶ
補足
1.趣味とのつながりで選ぶ
音楽
これは分かりやすいですよね。
Queen が好きなのか、Van Halen が好きなのか
The Beatles が好きなのか、Carpenters が好きなのか、
今、好きな歌手、若い頃に夢中で聞いたバンド、今でも耳に残る曲はどんな英語でしょうか?
そちらを選んだら、より歌詞の世界が理解できそうですよね。
スポーツ
サッカーが好きなら間違いなくイギリス英語でしょうし、大リーグが好きならアメリカでしょう。
今、行く予定がなくたって全~然~構いません。
英語を勉強しているうちに、きっと行きたくなります。本拠地に。
「大谷翔平を見にアナハイムに行く」
そう考えると英語を続けるモチベーションも激アガリだと思いませんか?
ワクワクしますよねー。
ちなみに学生時代テニス部だった私は、いつか全豪オープンを見に行くつもりです。
映画やドラマ
「ハリーポッター大好きー!」という貴方はイギリス英語で決まりです。
いつかは原書で読んでみたくないですか?
そしてロンドンで「9と3/4番線」を見て、作者の J. K. Rowling さんがハリーポッターを書いたというスコットランドのカフェにも行かなきゃなりませんよね。
いっぽう、ハリウッド映画やアメリカのドラマが大好き!という方はアメリカ英語でしょう。
ハリウッド映画は世界中で公開することを前提で作っているからか、特にファミリー向けの映画は、言葉が聞き取りやすいので学習素材としてとても良いと聞きます。
(ハリウッドは世界中の俳優の憧れの地、いろんな国のアクセントが混ざってるんですけどね)
旅行
年に一度はハワイ!という方はもう絶対アメリカ英語ですよね。
余裕ができたらスコットランドで本場のスコッチ蒸留所を訪ねてみたい、そんな方はイギリス英語です。
いつかはロイヤル・バレエを本場で見たい、とか
グランドキャニオンを死ぬ前に見てみたい、とか
バッキンガム宮殿の衛兵交代式を見てみたい、とか
ニューヨークで自由の女神を見てみたい、とか
今、すぐ叶わなくても「いつか」のために、「いつか」を思いながら勉強をしてみるのはステキですね。
2.覚えやすさで選ぶ
知り合いがいる/行ったことがある
例えば、イギリスに親戚がいる。お子さんがアメリカに留学している。
会社の支店がシンガポールにあり、知り合いが赴任している。
新婚旅行でオーストラリアに行った。
少しでも、自分にとって「より身近」だと感じる方を選んでみましょう。
「親近感」は、きっと学習の助けになってくれると思います。
耳に馴染むほうを選ぶ
私たちが学校で教わったのはアメリカ英語です。
とはいえ、私たちの世代で、学校でちゃんとした発音を学んだ人はどれくらいいるでしょうか?
今は英語ネイティブが発音を教えてくれることは珍しいことじゃなくなりましたが、少なくとも私はカタカナ英語の授業で、しかも「書く」授業しか受けたことがありません。
なので、我々世代は、発音に関しては結局「イチから始める」のです。
耳馴染みの良いほうを選ぶというのもアリだと思います。
youtuberは圧倒的に若者が多いですが、この二人のユルい雰囲気、イイですね
3.雰囲気で選ぶ
えーーーーもう、ドッチ選んだらいいのか分からない!
イギリスにもアメリカにも行ってみたい!
ハリウッド映画も好きだし、ハリーポッターも好き!
一つになんて決められない、
もしかして、そう思ったかもしれません。
ここまできたら、もう雰囲気で、なんとなくで、決めちゃいましょう。
紅茶が好き、ティーバッグじゃなく茶葉で淹れる
イギリスのどこかの村にステキな家がある。前に何かで見た
王室に興味がある。キャサリン妃とメーガン妃、どちらもステキだ
バーバリー、ポール・スミス、キャスキッドソン、ハリスツイード、ドクターマーチン
石畳、田園風景、落ち着いた色、ヨーロッパの雰囲気が好き
ちょっとブラックな笑いがツボ
スタバやブルーボトル、コーヒーが好き
広大な景色のなか、車で延々と走る映像を見たことがある。
大統領選挙に興味がある。日本の首相と違って迫力があるように思う。
クロムハーツ、コーチ、ティファニー、アバクロ、ラルフ・ローレン、ナイキ
土地も建物も車も全てがBIG、初対面の人にもハグをするフレンドリーな文化、アメリカの雰囲気が好き
くだらないジョークがツボ
○補足
知り合いに、アメリカの大学に留学し、東京で通訳として働いた後、スコットンランドで数年働いたことのある60歳代の女性がいます。
彼女いわくは、英語の基礎は大学時代にアメリカで身につけたものなので、発音も単語もアメリカ英語が基本。
だけど世界の人と話す言語として「通じる」ことが一番のキモだということなのです。
ここまで
「アメリカ英語かイギリス英語かどちらか一つにしぼりましょう」
と書いてきましたが、発音に関していえば、アメリカだろうと、イギリスだろうと、どちらでもどうでもよくて、
「通じる発音」
それこそが、大人になって英語を始める私たちが目指すところだ、と私は思っています。
英語は「諦めたらオワリ」だと私は思ってます。
「英語が話せるようにならない」というのは、つまるところ「英語学習を継続することを諦めた」というだけなのです。
日々、チョコチョコと細く長く継続することで「英語が話せる」中高年を目指して一緒に頑張りましょう
では
Have a great day♪